粗悪品のサプリメント

残念なことにサプリメントにも粗悪品は存在します。
気をつけなければならないことは、直接口の中に入れるものですから、粗悪品はお金を損するだけでなく、自分たちの健康にも影響します。
正しい知識を身につけサプリメントを選択するようにしましょう。

<日本の現状>
 どんなに素晴らしい健康食品でも、薬事法により、一切の効果を説明することができない。保健機能食 品制度がスタートしたものの一般の消費者にはわかりにくい。
 市場では、粗悪品が出回ったり、カルシウムやビタミンだけの 誤った補給による弊害が出て、多くの問題を抱えている。
(例 えば、OOではプロポリスの有効成分を抽出するために膨大 な研究費をかけているが、粗悪品は安易な抽出をして、安く売 っているのが現状)

<アメリカの現状>
 1994年に栄養補助食品健康教育法が成立し、薬と食品の中間に位置する“ニュートラスティカル”と呼ばれる分野が確立し、完璧な研究データがあれば効果の 記載が可能となった。
 その結果、粗悪品が排除され、サプリメントの夜明けとなり、国家の医療費の削減にも貢献している。(良質なサプリメントが出回り、薬に頼らずに健康を守る意識 が浸透中)


1.合成品
体内で役に立たなければ意味がありません。絶対に天然成分にこだわってください。
構造が単純なビタミンCなどは合成でもよいことがわかっていますが、ほとんどのものは天然でないと体内で働いてくれません。
人体も自然の一部ですから、合成品を嫌います。


2.誇大広告品
効果や効能が書いてあるものは問題外です。そんな誇大広告のものこそ買いたくなるのが消費者心理というもの。
「本当かな!?」と試したくなる心理でつい買ってしまいますよね。そんなにうまい話、ありませんよ。

3.バーゲン品
バーゲン品は原価率が極めて低い可能性が大です。つまり、元値が安いということです。本当によいものって値引きできません。
開発に経費がかかっていますから、安くしたら会社が倒産してしまいます。大幅な値下げやキャンペーン商品は慎重に見極めてください。
十分儲かると理解しましょう。最初から高めの値段をつけておいて、値引きによって購買意欲をかき立てる手法が当たり前になっています。
特にサプリメントの場合、品質の善し悪しが判別しにくいため、売る側が優位になりやすいと私は感じています。

4.在庫がたくさんある製品
サプリメントは食事です。だから新鮮さが必要です(合成品では重要でないかもしれませんが)。
店頭に在庫が山積みにされているものは、いつからその棚にあるのかわかりません。新鮮ではないと断言できないものの、
新しいとは限りません。できれば受注生産かそれに近いことをやっているメーカーをおすすめします。

5.成分表示のないもの
成分表示がないものは、ハッキリ言って危険ですよ。知らないで摂ってアレルギー反応が起こったら大変です。
成分表示があれば万が一アレルギーが起こってもすぐに原因がわかりますし、対処できます。


6.専門メーカー以外のサプリメント
結果を出せるサプリメントは、副業で作れるほど簡単ではありません。栄養素を固めて製品化しているだけのメーカーに結果を期待しないでください。
こだわるメーカーはパッケージではなく、結果にこだわっています。

7.高価すぎるもの
安すぎても問題ですが、高すぎる製品もやめた方がよいです。サプリメントは毎日の食生活に取り入れて結果が出るものです。
ですから、一生買い続けられる価格のものを選んでください。高くても1万円/月ではないでしょうか。一月分を数千円で買える製品がおすすめです。

8.高いサプリメントほど良質?
  高ければ、材料も手間もかけている可能性があります。でも、サプリメントは極めて原価率の低い業界であることを忘れてはいけません。
  代金のほとんどを広告やパッケージに支払っているようなものです。もちろん、テレビのCMも私たちが支払った代金の一部(ほとんど?)でやっているわけですし。
  原価率の高い、つまり材料費と開発費の割合が高い製品を選んでください。でも原価率なんてどこにも書いてありませんから、それは推測するしかありません。


9.国内メーカーは安全、海外メーカーは危険?
  海外から取り寄せたサプリメントを摂って、被害を受けるケースがあります。ですから、海外から輸入する場合は気をつけてください。
  ただ、国内製品であればよい何でもよいと思うのも間違いです。国内であれ、海外であれ、製品の品質をきちんと選ぶことが最も重要です。
  サプリメントは薬ではありませんから、効果や効能が記載されているものは薬事法違反です。もし、効果や効能が書いてあれば既に法律違反。
  そんなメーカーは絶対に信じないでくださいね。

10.売れているメーカーなら安心?
  売上と品質のNo.1は違います。安くたくさん売るシステムと、良いものを必要な人に届けるシステムは違います。

11.薬品メーカーなら安心?
   薬品メーカーは既に薬品を開発できる力があるので、栄養素を固めて錠剤にすることは簡単にできます。でも、それが合成品であることも多いと思います。
   合成された栄養素は天然成分に比べると体内での働きが劣ります。天然成分のサプリメントを開発するには天然食材の仕入れルートが必要です。
   サプリメント専門の老舗メーカーは、良質の材料を仕入れるために、膨大な時間と労力を費やしています。こだわるほど、一括仕入れを嫌って、各方面から選び抜いた材料を仕入れます。
   薬品メーカーや化粧品メーカーがそういった仕入れにこだわっているとは限りません。なぜなら、大量生産を得意とする薬品メーカーは、安定した仕入れ先を優先する傾向にあるからです。


12.有名メーカーなら安心?
   他の製品が有名だとしてもサプリメントの品質が保証されるわけではありません。一定の品質は期待できるでしょうが、ブランドの力と宣伝力で売れてしまうため、製品に対するこだわりは不明です。
   知名度と品質は比例しません。


13.有害物質は含まれていないか?

   アメリカでは製品の安全性を保証する為に、消費者から要求があればいつでも第3者機関による成分分析表を公表できるように常に準備されています。
   日本では、食品衛生法で使用添加物に関する規制があり輸入品に関しては通関時の検査が行われます。

14.メーカーの対応
   消費者は常に弱者でもあります。専門知識がありませんから疑問などがあった時にメーカーに問い合わせたときにメーカーの方々の対応が
   良い所がいいでしょう。憮然とした会社もありますから対応が出来ないメーカーは避けましょう。

15.販売店及び販売代理店の対応
   販売店においても多種多様で店員が把握していない販売店もあります。質問にしっかりと回答が出来ないお店は避けましょう。
   また、近年、組織販売(ネットワークビジネス)等でもサプリメンとは主流で出回っていますが、訪問販売法が設立されてから
   強引な販売員には、罰則がかせられます。販売時には必ず販売目的を啓示しなければいけませんし、販売代理店身分証明の提示も
   必要です。これらの表現がない販売員は避けるべきでしょう。「あなたの健康はおそらく願っていないでしょう。」