βグルカン

βグルカン(ベータグルカン、グルカン)とは、免疫機能を高めるサプリメントのひとつで、高濃度の多糖体が含まれている。
特にベーターグルカンは、マクロファージという免疫細胞を活性化させて免疫システムを強化することが知られている。
グルカンには坑酸化作用もあり、放射線によるフリーラジカルのダメージからも守ってくれる効能があることが知られている。
β-dグルカンは免疫機能を向上させるだけでなく、コレステロール値や中性脂肪値を下げる効果がある。
これらから、βグルカン(ベータグルカン、グルカン)の効果として挙げられるものとしては、抗ガン作用、血糖降下作用、抗ウイルス作用、血圧調整作用、アレルギー体質改善などがある。
このβグルカン(ベータグルカン、グルカン)は健康食品・サプリメントとして利用されているが、特に副作用は認められていない。
しかし、現在医薬品を服用中の方は、医師・薬剤師に飲み合わせについて聞いてみると良い。
βグルカン(ベータグルカン)は、主にアガリクスをはじめとするキノコ類やパン酵母の細胞壁に含まれている。
世界の大学や研究機関では、パン酵母から抽出したβグルカンについての多くの研究が行われており、すでにアメリカや欧州などでは、パン酵母由来のβグルカンは健康維持に役立つ機能性食品として知られている。
このほか、βグルカン(ベータグルカン)をはじめとする多糖類を含有している健康食品には、大きく分けてキノコ類、酵母類、海草類などがある。
キノコ類には、アガリクス、ハナビラタケ、 メシマコブ、 マイタケ、カバノアナタケ、 霊芝、椎茸などがあり、酵母類では、パン酵母、黒酵母、オーツ麦、大麦などがあり、藻類ではフコイダンなどが挙げられる。