蜂の子の効能

ハチの子が、ひそかに注目されています。ハチの子は名前のとおり、蜂の子供です。幼虫と言った方がしっくりきます。日本でも昔からあった健康食品です。中国では、若さのパワー・元気の素として、1000年以上も昔から食べられてきたといいます。現在でも、一部の人々しか入手できない貴重なものだそうです。いま、改めて蜂の子が見直されています。蜂の子の、どういうところが体にいいのでしょうか。はちの子には、良質のアミノ酸(アルギニン、リジン、チロシン、ロイシン他)が多く含まれ、栄養価は、ローヤルゼリーを凌ぐとも言われています。カロチノイドやビタミンB群、亜鉛、カルシウムなどのミネラルも豊富です。アミノ酸には、身体の中で生成される種類と、自力では生成できない種類とに分かれます。自力では生成できないアミノ酸は外から摂取するしかなく、これを必須アミノ酸と呼んでいます。蜂の子に含まれるアミノ酸のうち、アルギニン、リジン、ロイシンは、必須アミノ酸になるのです。このうち、アルギニンは大人は生成できるので、子供にとっての必須アミノ酸です。蜂の子には、体に必要な栄養素が総合的に含まれているので、生活のあらゆる局面で不足したパワーを補ってくれます。体力的には、筋肉疲労や倦怠感そして脳疲労を速やかに軽減して修復。また、マクロファージなどの免疫細胞を活性化させることで、病気への抵抗力もアップしてくれます。そのほか、記憶力を増進させたり、肌の艶や、難聴や耳鳴りを回復させたりと、さまざまな効果が期待できるのです。ところで、蜂にもオスとメスがいます。蜂は、ほとんどが働き蜂のメス。オスの数は、全体の5〜10%しかいません。蜂のオスは、働きもせず、栄養価の高いローヤルゼリーを食べて暮らしています。オスは何をするのでしょうか。女王蜂と交尾をするためにだけ、存在しているのです。それも、争奪戦に勝ち残った1匹だけが、生涯に1度だけ、女王蜂と交尾ができるのです。現在、製品化されている蜂の子は、オスの幼虫をベースにしたものがほとんど。中には女王蜂の幼虫が含まれている製品もあります。栄養価とサプリメント効果が高いので、健康で悩んでいるのなら試す価値ありです。