アンチエイジングサプリメントの副作用

アンチエイジング。近頃、よく耳にする言葉です。「若返り」とか「老けない」という意味に捉える方が多いようですが、ちょっと違います。「抗加齢」「抗老化」という意味です。若くなることは不可能ですが、老けていくことに、少しでも抵抗しようということですね。医学・医療・化粧品・運動・食生活など、医療からライフスタイルの提案まで、「アンチエイジング」は、あらゆる分野で注目を集めています。ひとりでカンタンに始められる「アンチエイジング」というと、食生活と運動でしょうか。自分の体を見直して、足りないものを補っていけばいいのです。運動なら、軽いことからはじめましょう。毎日、続けて20分以上歩くとか、エレベータではなく階段を使うとか。誰でも言いそうな当たり前のコメントですが、今、この瞬間からはじめることが大事ですよ。気負わずに、継続できる運動というところがポイントです。食生活にも気をつけましょう。「アンチエイジング」に肝心な食べ物は、当たり前の食事だけでは、足りない場合も多いようです。サプリメントとして摂取しないと、体内に必要な分量が確保できないのです。老化の原因には、酸化・免疫力低下・ホルモン不足などがあげられます。よって、抗酸化作用・免疫力強化・ホルモン補充を満足させるサプリメントが必要です。ビタミンC・ビタミンE・βカロチン・αリポ酸・イソフラボン・カテキン・リコピン・コエンザイムQ10などがこれにあたります。これらを1日の必要分だけ、サプリメントとして摂ればいいのです。それぞれ、摂取量が違います。過剰摂取は、副作用の危険がともなうので、注意をよく読みましょう。ビタミンCは、下痢や嘔吐。ビタミンEは、血が固まりにくくなりますが、上限値が高いのでまず心配はありません。βカロチンは、摂りすぎるとガンを誘発するという報告があります。大豆イソフラボンの場合、タモキシフェン(制癌剤)の働きが弱くなるそうです。さらに、マウスの実験では、性欲が減退することも確認されたとか。副作用は、たしかに怖い。ですが、適量を守って摂ってさえいれば、安心して「アンチエイジング」できます。