バナナ酢

バナナ酢をご存知でしょうか。バナナ酢は、名前のとおり「バナナと酢を合わせた食品」のこと。お酢とバナナは、それぞれ体に良い成分が豊富に含まれています。いいとこどりのサプリメントなんですが、おいしく感じるかどうかは個人差があります。まず、お酢について。お酢には、酢酸・亜鉛・ナトリウムなどが含まれています。主な効果として、食中毒の予防や疲労回復、食欲不振の改善、骨粗しょう症の予防があげられます。多くのアミノ酸も含まれています。お酢のアミノ酸には、食欲を抑えるフェニールアミンやバリン、体重減退を促進させる作用を持つリジンやメチオニンなどもあり、ダイエット効果が得られる根拠となっています。いっぽう、バナナは誰もが食べる果物で、栄養価の高い果物として知られていますね。バナナには、食物繊維・カリウム・マグネシウム・ビタミンC、それに、ビタミンB1やB2、ナイアシンなどのビタミンB群が多く含まれています。カリウムは、ナトリウムとともに体内の浸透圧を整えてくれます。同時に、体の中のナトリウムを排泄する役目を担っているので、カリウムが不足すると、ナトリウム過剰となって高血圧を招きます。お酢のナトリウムと、バナナのカリウム。これだけでもバランスがよさそうですね。お酢は、体内に入ると「クエン酸サイクル」と呼ばれる働きをします。「クエン酸サイクル」とは、脂肪・炭水化物・タンパク質などの栄養素を分解して、エネルギーへと変えていくサイクルです。基礎代謝を握る鍵とも言われています。お酢をだけでも、体内でエネルギーが生産されますが、酢にエネルギー源のブドウ糖が溶け込んだ「バナナ酢」では、クエン酸サイクルがより活発になります。エネルギー代謝がいっそう促進されるのです。バナナ酢は、疲労回復効果・基礎代謝が上昇します。体内の蓄積脂肪もエネルギー源として活用されることから、ダイエットにもなります。バナナ酢はご家庭でも作れますよ。材料は、バナナ1本・黒糖100g・黒酢200cc。まず、バナナを2cm幅に切る。ビンに、黒糖>バナナ>お酢の順で入れて、フタをせずに電子レンジで加熱します(600wなら30秒、500wなら40秒)。常温で12時間ほど置けばでき上がりです。牛乳などで薄めて飲みます。作るのは簡単です。市販品の方がおいしいようですが。。