理想のサプリメントについて

理想のサプリメントとは何か?本来は毎日の食事で栄養素を摂るころが出来ればサプリメントは必要ありません。
しかし、不可能に近いですね。なぜならば食材そのものに栄養素が足りないからです
それと、ほとんどの食生活に偏りがあり添加物加工食品などで済ませてしまう傾向が不健康な方向性に向かっているのでは無いでしょうか?

それらを補う上でやはりサプリメンとは不可欠の存在になります。
では、どのようなサプリメントが私達にとって必要なのか考えて行きましょう。

○天然栄養素できていること

「天然成分なければ栄養素は体内で仕事をしない。細胞にある受容体が合成物をはね除けるので、仮に血液中に運ばれたところで意味がない。これは自分自身を守る為の自己防御本能である。」
 というような事を言ってます。人間の体が自然の食物より栄養を摂取するように出来ていて、「受容体」と呼ばれるセンサーが有害と感じたものを体外に排出する自己防衛本能を持っています。
つまり天然でなければ栄養素は体内では働かず、無意味とも言われています。

○低温で加工されているか
 栄養素、実はビタミン・ミネラルは非常に熱に弱い栄養素なのです。55度以上の熱を加えることで徐々に破壊されていきます。また酵素は40度以上になると壊れはじめます。
 美味しい食事を作るために加熱調理はやむを得ませんが、原材料から成分を抽出加工する時に加熱しすぎると大切な栄養分を破壊してしまいます。
 人間の体温ぐらいの温度でゆっくりと成分を固めるコールドプロセス製法(低温処理製法)を採用しているメーカーのものでしたら安心です。

○新鮮な材料で作られているか
 多くのサプリメントメーカーは大量生産、低価格を実現する為に原材料を大量に買い付けストックしているために原材料から消費者の手に製品として届くまでに、
 1年以上も経過してしまっているサプリメントが大半を占めています。このため原材料に、カビや酸化、腐敗を防ぐ為に防腐剤等の混ぜ物を加えてしまっているので
 いくら天然栄養素から作ったサプリメントでも品質は劣ってしまいます。原材料から流通にいたるまでの期間が短い新鮮な生鮮食品のようなサプリメントをお選びになられると良いでしょう。

○有害物質は無いか
 アメリカでは製品の安全性を保証する為に、消費者から要求があればいつでも第3者機関による成分分析表を公表できるように常に準備されています。
 日本では、食品衛生法で使用添加物に関する規制があり輸入品に関しては通関時の検査が行われます。

○不要な添加物の使用は無いか
 サプリメントは本来天然栄養素だけで構成されるべきものですが 栄養補助に不要なものがどれくらい入っているかをチェックしましょう。完全に入っていないということは通常、錠剤の製品ではほぼあり得ません。
 例えば、食品添加物・防腐剤・合成着色料・香料・大豆抽出物・とうもろこし・塩・砂糖・石油化学物質といった栄養補助とは無縁の成分が一般的には間違いなく入っていると思ってよいと思います。
 更に錠剤を作る場合、栄養素だけでは固まりませんので、ぞうねん剤、乳化剤、といったものを混ぜ込んで錠剤の形を作ります。「ショ糖脂肪酸エステル」などの代表的なぞうねん剤の含有量も調べて下さい。

○保証されているか
 アメリカのDSHEA法におけるサプリメントの定義これらの成分の複合されたものを言います。
 ■ ビタミン 
 ■ミネラル 
 ■ハーブその他の植物成分 
 ■アミノ酸 
 ■トータルバランスを持つ食事から摂取されている成分 
 ■濃縮された成分、代謝産物 
 
 DSHEA法が整備されているアメリカではメーカーが、製品の情報を表示することが出来るようになった為、消費者もこれらの情報入手が可能になり。良いサプリメントを選べるようになりました。
 反面、メーカーは製品の情報の裏付けに消費者からデーター開示の要求があればそれらを公表することを義務付けられるようになりました。
 DSHEA法ではデーターの裏付けに対してメーカーに対して厳しい要求はしているが、それらのデーターをFDAに対して提出させる事は義務付けてはいません。
 上記は良いサプリメントを選んで頂く為の目安です。日本においては残念なことに高価で粗悪なサプリメントが多く出回っていますが中にはまじめにサプリメントを作っている企業もあるようです。
 是非効果のあるサプリメントを選ぶ目安にして下さい。

○表示ラベルを見る
 皆さんは、サプリメントを買うときに、表示ラベルを見ていますか?これは、絶対に見ておいたほうがいいですよ。
 何故かと言うと、表示ラベルをよく見ることで、そのサプリメントがどんな物か見極める事が出来るのです。
 表示ラベルで大事なのが、原材料名の表示です、原材料名には、そのサプリメントが何から作られているのかを、知ることができます。
 原材料名に「ビタミンC」や「ビタミンB1」などの、ビタミンの名前が直接書いてあるものは、ほとんどが合成物です。
 天然の植物をそのまま使っている「完全な天然サプリメント」の場合は、グレープフルーツ、アセロラ、レモンなどの野菜や果物の名前が書かれています。ちなみに、使われている原材料の量が多い順に左から書かれています。

 もう一つ原材料名には、添加物についても記載されています。(本当は無添加がいいのですが、錠剤の形にする為に最低限必要な物があります。)
 添加物については、「必要のない物を使っていないか」と「どんな種類を使用しているか」を見極めます。
 あまりサプリメントに必要の無い添加物は、香料、甘味料、保存料、防腐剤などですね、これらが入っているサプリメントは意識的に避けるようにしています。

○科学的根拠の高い情報を知る
 サプリメントの安全性や効能について、自分で調べたい場合はどうすればいいのでしょうか?
 サプリメントに、詳しい友人知人に聞く。
 サプリメントを売っているお店で聞く。
 インターネットで調べる。
 などが思い浮かぶと思いますが、ここで一番大事な事はその情報が科学的根拠の高い情報かどうかを見極める必要があることです。
 サプリメント先進国のアメリカでは、ビタミンは、もちろんの事ハーブなどの効能、過剰摂取時の副作用、安全性など科学的根拠がしっかりした情報を入手できる環境が整っています。
 一例を下に書いておきます。
 PubMed(無料):米国国立医学図書館の文献データベース
 Cochrane Library(有料):ランダム化比較試験等の情報源
 NMCD(有料):現時点ではサプリメント情報源のスタンダード的な存在
 この辺を見て調べると、科学的根拠が高い正しい情報を仕入れることができます。

 日本でも、国立健康・栄養研究所がサプリメントの有効性や安全性のデータベースをインターネットで公開しました
 非常に有用な情報で、無料で誰でも閲覧できますので、是非参考にしましょう。