デザイナーフーズ

最近デザイナーフーズを含むサプリメントが増えてきている。
ガン予防研究が活発に行われている今日、
デザイナーフーズを効率的に摂取して、ガンを予防しようというわけである。
デザイナーフーズとは、一体なんなのだろうか?
1980年代のアメリカでは「食生活と発癌の関連性」の研究が盛んに行われてきた。
その結果、野菜や穀物中心の食生活の方が、高カロリー、
高脂肪食よりも癌の予防効果が高いことがわかってきた。
そして、1990年には、アメリカ国立がん研究所が中心となって、
「デザイナーフーズ・プログラム」という計画がスタートすることとなった。
計画の目的は、植物性の食品とガン予防を科学的に解明することだった。
その結果、膨大な量の疫学調査からガン予防に効果が高い約40品目の植物性食品を
リストアップしたのである。これがデザイナーフーズ・ピラミッドである。
このピラミッドの上に記載された食品ほどガン予防が期待できる
食品というわけである。
最下層:メロン、バジル、タラゴン、エンバク、ハッカ、オレガノ、きゅうり、タイム、
あさつき、ローズベリー、セージ、大麦、ブルーベリー、グランベリー、じゃがいも
中層:タマネギ、ターメリック、玄米、茶、亜麻、全粉小麦、
ナス科(トマト、ナス、ピーマン)、かんきつ類(オレンジ、レモン、グレープフルーツ)
アブラナ科(ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ)
最上層:にんにく、キャベツ、大豆、カンゾウ、生姜、セリ科(にんじん、セロリ、パースニップ)これらの植物の有効成分の多くは抗酸化作用を持ち、活性酸素などによるDNA(遺伝子)の損傷を防いで、がんを抑制することが明らかになっている。そして、デザイナーフーズのサプリメントは、基本的に自然食品由来なので、安心して飲むことができるのが特徴である。
一方で、他の食品を多く混ぜていないかなど成分表示を良く確認することもお忘れなく。