プロポリスの副作用

健康食品・サプリメントはいくらでもありますが、プロポリスほど長きにわたって信頼を得ている食品は少ないのではないでしょうか。癌に効くとしてとして注目を集めていますが、それ以外にも、胃潰瘍やインフルエンザ、風邪・鼻・気管の炎症にも効果があることが確かめられています。喉、舌、口腔内の炎症をやわらげるため、欧米ではプロポリス入りのハミガキやドロップまで市販されているそうです。強力な健康食品の一つとして知られているプロポリスは、ミツバチが大自然の中から樹液等を集め、自らの分泌物と合わせてつくり上げた「天然の抗菌物質」です。ミツバチはプロポリスを巣の出入り口や巣枠や巣箱の隙間、巣穴の壁などに塗り付けます。プロポリスは、雨風や冷気を防ぐともに、外部からの細菌の侵入を防ぎ、ミツバチの体をバクテリアやウイルスから守るのです。プロポリスの語源は、ラテン語のpro(前、正面)とギリシャ語のpolis(都市)。この命名には、ミツバチも大満足でしょう。同じ蜂産品であるローヤルゼリーやハチミツなどと違い、プロポリスの採取できる量は非常に少なく、人工的に増量合成ができないことから、貴重品となっています。組成と成分を見てみましょう。プロポリスの組成は、樹脂・蜜臘・油・花粉。成分は蛋白質・脂質・炭水化物・総カロチン・サイアミン・リボフラビン・ナイアシンなどです。また、抗菌性に優れている、バイオフラボノイドが豊富な点も見逃せません。天然素材満点のプロポリスですが、副作用はあるのでしょうか。プロポリスは、ミツバチが集めてくる樹液から成り立ってます。木の種類や唾液に含まれる成分等によっては、アレルギー反応を起こす場合があるようです。知られている症状としては、湿疹・目やに・不眠・便秘・下痢・疲労感・多尿など。薄めたプロポリスを点眼液とした製品もあるそうですが、組成に「花粉」を含む液体を目に入れるのはやりすぎだと思えます。プロポリスを販売・研究しているサイトによれば、小さな諸症状は体質改善の過程であり、体の変化は一時的なものに過ぎないと判断しているようです。