用語 サプリメント さ行


サプリメントをよく知りたい方のためにカタログやチラシによく使われる用語をまとめてみました。
サプリメントを正しく理解し自分に適したサプリメントを選択するために用語集をご活用ください。
ここでは、さ行の用語をまとめています。


”さ”から始まるサプリメント用語

●サーデンペプチド
サーデンペプチドとは、イワシ(サーデン)から抽出したたんぱく質を酵素で分解し純度の高いペプチドに精製したものの商品名。
サーデンペプチドには血圧を下げる効果があり、食品に由来する天然成分のため吸収にも優れている。
トクホ(特定保健用食品)の「血圧が高めの方に適した」分類には、サーデンペプチド配合の飲料やサプリメントが厚生労働省から認められている。
目安は1日0.4グラム。


●サイリウム
サイリウムはオオバコの一種。
インド原産のオオバコ(プランタゴオバタ)の種子の皮を砕いたもので、食物繊維を80%も含むダイエットファイバー。
サイリウムは保水性・膨潤性に富み、水分を含むと約30倍以上に膨らむので、満腹感が得られ、ダイエットの補助に適している。サイリウムの豊富な食物繊維が便秘を解消する。
コレステロール値や血糖値を下げる。サイリウムと一緒に水分を多くとることによって、効果が増す。


●ザクロ
ザクロは女性ホルモンであるエストロゲンと同様の活性を持つ成分を含む。
ザクロの幹、枝、皮を乾燥させたものを漢方では「石榴皮」といい、生薬として用いられてきた。
ザクロの植物性ホルモンを摂ることで、更年期障害の予防につながる。


●サジー
サジーは特にビタミンCが大変豊富。以前から化粧品の原料には使われた。
サジーには多くのミネラル、アミノ酸、ビタミンC、B、E、K、ベータカロチンなど多くの成分が含まれる。
ポリフェノールも多く含まれている。
サジージュースが、ダイエットや美肌効果があると人気になっている。


●サフラン
サフランは、花粉症、冷え性、生理不順、生理痛、腹痛、イライラ、ヒステリー、更年期障害、神経症、ストレス、不眠症、頭痛、めまい、消化不良、喘息、百日咳などに効果があるといわれている。
サフランは流産を誘発する可能性があるので、妊娠中の過剰摂取はダメ。


●サポニン
サポニンは、配糖体の一種で、植物の根、葉、茎などに広く含まれている。
サポニンはコレステロールを除去したり血中脂質を減らす働きがあるので、血栓ができるのを防ぐ働き
がある。
大豆サポニンが最も一般的だが、肝機能障害の改善、肥満防止などに有効である。


●サミー
サミーとは、Sアデノシルメチオニンのこと。
サミーは体内のほぼ全細胞に自然に発生する物質で、様々な生理物質の合成に欠かせない成分。
サミーには、炎症や痛みを抑える、肝機能の向上、有害物質の排出などの効果がある。
サミーは通常は体内で十分に生成され不足することはないが、加齢により減少するので、補う必要がある。


●サラシア
サラシアは、ニシキザ科ツル植物。
古代より糖尿病の治療にサラシアを利用してきた国もある。
最近では、サラシアの持つ、糖を分解する酵素の働きを阻害し、血液中に糖分が吸収されるのを抑制する作用が実験で証明された。
サラシアは血糖値を改善する効果、ダイエット効果が期待できる。


●サルサパリラ
サルサパリラは、ユリ科のつる植物。
サルサパリラはテストステロンを増加させると考えられていて、運動力を向上させ、同化作用を増強させる働きがあるため、強壮剤に配合されている。
またサルサパリラは、膀胱感染症にも処方される。

                                ”さ”から始まるサプリメント用語ここまで

”し”から始まるサプリメント用語

●システイン
システインは肝機能を高めて解毒作用を促進し、酸化還元作用で細胞の新陳代謝を高め、しみやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制する作用などがある。
システインは、髪や爪、肌や皮膚の主要な構成要素でもある。


●シトラス
シトラスとは、かんきつ類のダイダイ(ビターオレンジ)の果実から抽出された成分。
シトラスは、脂肪細胞を刺激して脂肪酸の遊離を促進する効果のある成分を含み、分解された脂肪がエネルギーとなって運動機能の向上や筋肉組織を強化する作用があることも確認されている。
シトラスは中枢神経にはほとんど作用しないので、覚醒、不眠、動悸などの副作用はないとされる。


●シトルリン
シトルリンは腎機能を活発にし、利尿作用を向上させるので、便秘やむくみ、水太りなどを解消する。
シトルリンは、体内で勃起現象を引き起こすのにたいへん重要な役割を担っており、ペニスの血流をアップし、海綿体を弛緩させる効果がある。


●シナモン
シナモン樹皮を漢方で桂皮・桂枝ともいい薬用や香味料に使う。
シナモンには血管を拡張する作用があり、手足の冷えや肩こりを改善する。発汗作用もある。
シナモンにはその他にも、殺菌、胃腸を整える、更年期障害の症状改善などの作用がある


●シナリン
シナリンは体のむくみをとり、血中コレステロール値や中性脂肪値を下げ、心臓を健康にする。
シナリンには肝機能の改善作用もある。


●シベリアニンジン
シベリアニンジンの和名はエゾウコギ。
シベリアニンジンの根には、食物繊維・カルシウムや、イソフラキシジン・エレウテロサイド等の成分が含まれ、これらの成分が抵抗力を増し、全身の免疫力強化や、体力増強に作用し、精神の安定や抗ストレス、脳機能も活性化する働きがある


●シャタワリ
シャタワリは、アスパラガス属。
シャタワリは、女性の精力を強化する強壮剤に配合されている。
女性のホルモン・バランスを維持するために用いられる。
シャタワリは、糖尿病の治療薬として、男女を問わず処方される。


●ジャトバ・ツリー
ジャトバ・ツリーはマメ科の樹木。ジャトバ・ツリーの樹皮は、カンジタ膣炎や真菌感染、呼吸器系、尿道感染症の治療薬として有名。強壮剤としても利用される。
ジャトバ・ツリーの葉には血糖値を下げる作用があるので、低血糖症の場合や血糖値を下げる薬剤との
併用には専門家による管理が必要である。


●脂溶性ビタミン
脂溶性ビタミンとは、油脂に溶けやすい性質のあるビタミンを指し、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが該当する。
脂溶性ビタミンは、摂取したときに肝臓や体脂肪に貯蔵されるが、自然な状態時には油に溶けた状態で存在している。
体内には、2日間くらい留まる。
脂溶性ビタミンをサプリメントで摂取する場合には、過剰に摂取することのないよう注意が必要である。


●シリコン(ケイ素)
シリコン(ケイ素)にはカルシウムの吸収を助ける作用があり、骨や骨と関節をつなぐ腱などの結合組織を強化したり、コラーゲンの維持に役立つので美肌に効果がある。
ホタテの貝柱はシリコン(ケイ素)を多く含み、髪の毛や爪を強くしたり、血管を修復する効果もある。


●シリマリン
シリマリンの臨床試験では様々な有効性が確かめられ、副作用もない。
シリマリンは、肝臓病、慢性肝炎、肝硬変,虚血性肝臓障害、胆汁排泄障害、肝炎を併発した糖尿病など、ほとんどの肝臓病に有効な作用があると報告されている。
日本では、二日酔い用サプリメントにシリマリンが含まれている。


●ジンク
ジンクは亜鉛のこと。ジンクは健康維持には必須のミネラルで、遺伝子の働きに欠かせない。
ジンクは尿や汗などとして体から排出される量が鉄よりも多いので、食事やサプリメントなどで摂取するのがよい。
ジンクを多く含む食べ物は、カキ(牡蠣)が最も多く、レバー・ウナギ・カシューナッツ・たらこ・さんま・ホタテ・アーモンド等。


●ジンゲロン
ジンゲロンはショウガの辛味成分の一つ。
ジンゲロンには血行を促進する作用や、体を温める働きがある。そのほかに、新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働きがある。 
また、ジンゲロンには強い殺菌力もある。脂肪の燃焼を促進し、基礎代謝を上げる作用があるので、ダイエットにも効果的である。


●ジンセン
ジンセンには、免疫力向上、疲労回復、抗酸化作用、生殖機能向上、更年期障害緩和、血流上昇などの効果がある。
他に、アメリカニンジン、シベリアニンジン、オタネニンジンなどもサプリメントに利用されている。

                               ”し”から始まるサプリメント用語ここまで

”す”から始まるサプリメント用語

●水酸化リン酸カルシウム(ヒドロキシアパタイト)
水酸化リン酸カルシウム(ヒドロキシアパタイト)は、カルシウム・サプリメントのなかでもっとも吸収が良い。
水酸化リン酸カルシウム(ヒドロキシアパタイト)には、人間の骨と同じカルシウム成分が含まれていて、強い骨を作るのに不可欠で、骨粗しょう症を予防する働きがある。
水酸化リン酸カルシウム(ヒドロキシアパタイト)は歯磨き粉にも配合され、歯質強化、再結晶化、再石灰化の働きがある


●水溶性ビタミン
水溶性ビタミンとは、水に溶けやすいビタミンのこと。
ビタミンには水に溶けやすい水溶性ビタミンと油に溶けやすい脂溶性ビタミンがある。
水溶性ビタミンは、ビタミンB群(B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、B12)とビタミンCの9種類。
水溶性ビタミンは吸収されやすく必要な分だけ体内にとりこまれる。
余分な分は尿の中に排出されてしまうので、こまめに補うほうが良い。


●スーパー・オキサイド・ディスムターゼ
スーパー・オキサイド・ディスムターゼは、SODと略される。スーパー・オキサイド・ディスムターゼは、活性酸素や過酸化脂質を取り除く働きをする酵素。
スーパー・オキサイド・ディスムターゼ(SOD)の活動力は40歳を超えると低下し、成人病やガン、シミやシワなどの原因となる。
スーパー・オキサイド・ディスムターゼは野菜や果物、肉、魚などいろいろな食べ物に含まれているが、熱に弱く、その能力を失ってしまう。
スーパー・オキサイド・ディスムターゼ(SOD)が働くためには、銅や亜鉛、マンガンなどのミネラルが必要。


●スクワレン
スクワレンは、サメの肝油などに含まれる。
スクワレンには、免疫強化作用、細胞賦活作用、抗酸化作用、鎮痛作用 、殺菌作用、浸透作用などがある。
スクワレンは深海鮫エキスとも呼ばれ、肌の新陳代謝を促したり、慢性的な胃腸や肝臓の病気にも効果がある。


●スコポレチン
スコポレチンとは、ノニの果実や種子に多量に含まれている薬用成分の一つ。
スコポレチンには血管拡張効果があり、柔らかくすることで血圧を下げる。
スコポレチンは血液をサラサラにするので心臓病や脳梗塞の予防にも効果がある。ノニが持つ高血圧を
改善する効果には、このスコポレチンが関与している可能性がある。

                                ”す”から始まるサプリメント用語ここまで

”せ”から始まるサプリメント用語

●ゼアキサンチン
ゼアキサンチンとは、植物中に含まれる天然色素であるカロチノイド色素の一つ。
ルテインと共にヒトの網膜に存在する。
ゼアキサンチンには抗酸化作用があり、眼の網膜を保護し、高齢者の黄斑変性を防ぐことで失明要因を減らす。
その他にもゼアキサンチンには、がん細胞の成長を抑える研究結果もある。


●セイヨウイラクサ
セイヨウイラクサは、鉄分や葉緑素、フラボノイドを豊富に含む。
セイヨウイラクサの葉には炭水化物やアミノ酸が豊富に含まれている。
ヒスタミン抑制作用があることから花粉症をはじめとするアレルギー症状に利用される。花粉症対策サプリメント。
セイヨウイラクサは、貧血や月経過多にも効果がある。


●セイヨウオトギリソウ
セイヨウオトギリソウには脳内のセロトニンを増加させる作用があり、抗うつ作用や精神安定がある。
更年期障害、生理痛緩和、自律神経の改善、抗ストレスなどの作用もある。
ただし、セイヨウオトギリソウと併用する場合に注意が必要な薬がある。


●セイヨウカノコソウ
セイヨウカノコソウは、心地よい眠りとリラックスのハーブとして親しまれてきた。
セイヨウカノコソウには、鎮痛作用、リラックス効果、睡眠作用、首や肩のこり、喘息、緊張性の胃痛や腹痛、生理痛を改善する効果がある。
特にセイヨウカノコソウの根には、催眠効果・鎮静効果があり、昔から自然で穏やかな鎮静薬として使われ、セイヨウカノコソウの根はハーブティーとしてもよりよい眠りに誘ってくれる。


●セイヨウサンザシ
セイヨウサンザシの花、葉、果実を乾燥させたものは、心臓の筋肉を丈夫にする作用がある。
セイヨウサンザシの果実は血流を良くし、動脈硬化改善、高血圧を下げるなどの効果がある。
実から抽出されたエキスがサプリメントに利用される。


●セイヨウタンポポ
セイヨウタンポポには利尿作用があり、消化を助ける働きもある。
セイヨウタンポポに豊富に含まれるミネラルにより、鉄欠乏性貧血の予防にもなる。肝臓や胆のうの機能改善、便秘解消などの効果もある。


●セイヨウニワトコ
セイヨウニワトコのエキスは、カゼのひき始めに飲むサプリメントとして知られている。
カゼやインフルエンザなどの初期症状(鼻水や涙目など)を軽減し、発熱時のカゼや花粉の時期に有効と言われている。


●セサミン
セサミンは、ゴマリグナンの一種。
ゴマリグナンとは、ゴマに含まれる抗酸化物質の総称、ゴマグリナンには、血中コレステロールを下げる作用、肝臓の働きを高め、アルコールによる肝障害を予防したり、二日酔いや悪酔いを予防する作用、肝臓ガンや乳ガンを予防する作用などがある。


●セチルミリストリエイト
セチルミリストリエイトは、臨床試験において6割以上の関節炎患者に効果があり、関節炎対策サプリメント成分であるグルコサミンとセチルミリストリエイトを併用すると、8割以上の患者に効果があったとの報告もある。
セチルミリストリエイトは原料が牛の骨なので、BSE(狂牛病、ウシ海綿状脳症)との関わりを問題視する動きもある。


●セリン
セリンは、体内で合成可能な非必須アミノ酸。
セリンは、神経伝達物質のアセチルコリンをつくりだすのに重要な役割を果たす。
セリンは体内でシステインに変換され、皮膚や毛髪・爪に必要なアミノ酸として利用される。
セリンは、天然保湿成分として化粧品に配合されている。セリンを補うために、大豆セリンなどのサプリメントもある。


●セルロース
セルロースは、植物性食品に含まれる食物繊維の一部を占める。
セルロースは、天然の植物質の1/3を占め、地球上で最も多く存在する炭水化物で、紙や綿、麻の主成分であり、繊維素とも呼ばれる。


●セレニウム(セレン)
セレニウムには、抗酸化作用により老化・ガンの成長を抑制する効果、動脈硬化・高血圧・肝臓病・脳卒中・心臓疾患などの生活習慣病を予防する効果、関節炎・変形性関節症・慢性関節リウマチなどの症状を緩和する効果などがある。


●セントジョンズウォート
セントジョンズウォートは薬用として使われてきた。
セントジョンズウォートには脳内のセロトニンを増加させる作用があり、抗うつ作用や精神安定作用がある。
更年期障害、生理痛緩和、自律神経の改善、抗ストレスなどの作用もある。ただし、セントジョンズウ
ォートと併用する場合に注意が必要な薬がある。


●センナ
センナは、古くから下剤として使われてきた。
薬用成分のセンノシドには便秘を解消する作用がある。
センナにはそれ以外にも便秘に伴う吹き出物などの肌荒れ、のぼせ、頭重、食欲不振、痔の改善、腸の異常などの改善に効果がある。
日本ではセンナは医薬品扱いになる。

                            ”せ”から始まるサプリメント用語ここまで

”そ”から始まるサプリメント用語

●ソーパルメット
ソーパルメットの紫色の果実のエキスは、前立腺の肥大を抑えたり、排尿障害を改善する薬効がある。
ソーパルメットには、頻尿や残尿感などの症状を抑える働きあるので、中高年男性におすすめのサプリメント。


●ソーマ
ソーマは、古くからアマゾンインデイオたちが強壮に愛用していた。
体力、体機能や免疫機能を強化し、体調を整えるハーブである。
ソーマには、骨折やケガの回復を早める効果や、さまざまなガン治療にも使われている。

                              ”そ”から始まるサプリメント用語ここまで