用語 サプリメント た行


サプリメントをよく知りたい方のためにカタログやチラシによく使われる用語をまとめてみました。
サプリメントを正しく理解し自分に適したサプリメントを選択するために用語集をご活用ください。
ここでは、た行の用語をまとめています。

”た”から始まるサプリメント用語

●ターメリック
ターメリックの色素成分クルクミンは、強力な抗酸化物質で肝臓によく効き、アルコールの分解を早める。
ターメリックはその他に、血液の凝固を防いだり、コレステロール値を下げる作用もある。


●大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは、女性に大切な働きをする天然成分として広く知られている。
女性ホルモン不足が引き金となる更年期障害や骨粗鬆症に効果がある。
女性ホルモンの不足を補うと同時に、分泌過多に対してはそれを抑える方向に働くので乳がんの予防にも役立つ。
大豆イソフラボン配合のシャンプーやローション、クッキーなどがある。
大豆イソフラボンは、トクホ(特定保健用食品)では「骨の健康が気になる方に適する」という表示が認められる。


●大豆オリゴ糖
大豆オリゴ糖は、腸内の善玉菌(ビフィズス菌)を増やし、おなかの調子を整え、動脈硬化やガン、さらに老化予防に効果がある。


●ダイダイ
ダイダイは、胃腸のぜんどう運動を強める。健胃作用がある。子宮収縮力を強める。ダイダイの抽出液は体脂肪を燃焼させるので、ダイエットに効果的なサプリメント成分。
ダイダイの精油はアロマセラピーにも利用される。


●タウリン
タウリンは魚介類や軟体動物に多く含まれるアミノ酸の一種で、人間の筋肉や脾臓、脳骨髄などに存在している。
タウリンは高血圧予防、コレステロールの低下、心臓機能の強化などに効果がある。
タウリンには、 交感神経抑制作用があり、高血圧が原因で起こる脳卒中や心臓病の予防に効果がある。
タウリンは貧血や肥満にも効果が注目されている。


●多糖類
でんぷん、セルロース、グリコーゲンなどが多糖類の仲間。
でんぷんは、摂取すると消化されて体の栄養源になる多糖類の代表で、セルロースは摂取してもほとんど消化・分解されずに食物繊維となる多糖類の代表。


●タヒボ(タヒーボ)
タヒボ(タヒーボ)には抗腫瘍作用、キラー細胞の活性化、糖尿病の改善作用、抗炎症作用、利尿作用、免疫改善作用がある。
タヒボ(タヒーボ)のそのほかの効用として、腎機能障害、心臓病疾患、貧血、アトピー性皮膚炎などの効果がある。


●タンニン
タンニンとは、様々な植物にふくまれるポリフェノールの総称で、苦み成分の一種。
タンニンはお茶に入っている成分として有名だが、ほとんどの植物に含まれていて、抗酸化作用や収れん作用(たんぱく質を固まらせる作用)がある。


●たんぱく質
たんぱく質は、体内で筋肉や臓器、皮膚、毛髪、血液などの構成成分となり、生命を維持するためになくてはならない重要な栄養素。
たんぱく質が不足すると、生命を維持する働きが弱くなり、記憶力、思考力が減退し、体力やスタミナも減ってしまう。

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”ち”から始まるサプリメント用語

●チアミン
チアミンは疲労回復に欠かせないビタミン。
ビタミンB1が不足すると、疲れやすく、寝ても疲れが取れず、体がむくんだりする。脚気の原因となる。
チアミンは水溶性なので、熱や酸に弱く、料理している間に壊れてしまうので、食品から摂取しようとしても不足する事が多くなる。チアミンはサプリメントによる補充が効果的。


●チュチュアシ
チュチュアシは、激しいトレーニング後の筋肉痛を緩和したり、関節炎の効果があるサプリメントに配合されている。
チュチュアシは媚薬としてアドレナリン興奮作用を高め、強い催淫効果をひき起こすと考えられてもいる。


●チョウセンアザミ
チョウセンアザミは食物繊維が多く、健胃作用があり、チョウセンアザミの葉から抽出されるエキスは脂肪の消化が苦手の人のための胃腸薬として使われる。
チョウセンアザミにはその他にも、体のむくみをとる作用、血中コレステロール値や中性脂肪値を下げ、心臓を健康にする働き、肝機能の改善作用もある。


●チョウセンニンジン(朝鮮人参)
チョウセンニンジン(朝鮮人参)には、免疫力向上、疲労回復、抗酸化作用、生殖機能向上、更年期障害緩和、血流上昇などの効果がある。
他に、アメリカニンジン、シベリアニンジン、オタネニンジンなどもサプリメントに利用されている。


●チロシン
チロシンは、体内で合成可能な非必須アミノ酸。
チロシンは脳を覚醒させる神経伝達物質アドレナリンの原料となり、脳や神経の働きを活発にして、記憶力や集中力を高める。
チロシンは皮膚のメラニンを体内で合成するための原料にもなる。チロシンはうつ病、痴ほう症、パーキンソン病の予防と改善にも効果がある。

                               ”ち”から始まるサプリメント用語ここまで

”つ”から始まるサプリメント用語

●月見草
月見草の種子から抽出されるエキスに多種の高濃度ポリフェノールが含まれる。γ-リノ
レン酸が多く含まれる。
活性酸素除去、月経前症候群などに効果がある。


●ツボクサ
ツボクサは、皮膚に必要な脂質およびたんぱく質の合成を刺激し、新陳代謝を促す。
ツボクサは毛髪・爪の発育に効果があり、美肌効果もある。血行が改善されるので、記憶力や集中力の向上、抗ストレス効果もある。
ツボクサは脚のむくみを解消するサプリメント成分としても使われる。


●ツルドクダミ
ツルドクダミの根を乾燥したものを「何首烏(カシュウ)」と呼び、緩下、強壮薬とされる。
ツルドクダミには、降血脂作用、血液中の高コレステロールを降下させる作用、強心作用がある。

                              ”つ”から始まるサプリメント用語ここまで

”て”から始まるサプリメント用語

●テアフラビン
テアフラビンは「スーパーカテキン」ともいわれ代謝機能に良いとされる。
テアフラビンには、血液凝固を抑制する作用があり、血液をサラサラにして血行を促進させる。
血行が良くなると臓器の負担も少なくなり臓器機能が良くなり、新陳代謝が活性化されるので、カラダのさびつき・老化を防止し、疲れやすい人にはオススメ。


●テオブロミン
テオブロミンとは、カカオ豆独特の、ほろにがい香り成分。
テオブロミンは血管を拡張させるので、血流が良くなる。
テオブロミンはカフェインと比較して興奮作用がずっと緩やかで、大脳皮質を刺激し、脳内物質のセロトニンに働きかけるため、集中力、記憶力、思考力を高めるほか、食欲を抑えたり、自律神経を調節してリラックスさせる効果もある。


●鉄
鉄は、血液の構成物質として体中に酸素を運び、筋肉中に酸素を取り込んだり酵素の成分となったりする。
鉄は、体の中でリサイクルされる性質がある。鉄の吸収率は非常に低いため、欠乏しやすい。
鉄は、吸収率の高い赤身の肉や魚、レバーのほか、ひじきやあさり、小松菜、豆腐、がんもどき、菜の花、切干大根などにも多く含まれる。


●テルペン
テルペンは主に植物に含まれていて、樹木が発する香り物質を総称してテルペンと呼ぶ。
テルペンには、血圧を低下させる作用、リラックス作用、ガン細胞の増殖を抑える作用がある。

                            ”て”から始まるサプリメント用語ここまで

”と”から始まるサプリメント用語

●銅
銅は、体の中で、鉄の吸収を良くし、赤血球の構成要素であるヘモグロビン(赤血球の中にある酸素を運搬する物質)の合成を助けるミネラル。
銅は、活性酸素を除去する酵素のSODをはじめ、色々な酵素の構成成分となる。
銅が不足すると、貧血、骨粗鬆症を引き起こす。
逆に、銅が過多になると、吐き気や肝障害を引き起こす。免疫機能や抗酸化機能がある。
一日当たりの摂取目安量に銅を0.5〜5ミリグラム含んでいる食品は「保健機能食品」(栄養機能食品)の表示が認められる。


●トウガラシ
トウガラシの有効成分は辛味成分のカプサイシン。
カプサイシンには脂肪燃焼、体温上昇と発汗、健胃などの作用がある。体脂肪の分解と燃焼が進むので、ダイエット効果がある。

●冬虫夏草(とうちゅうかそう)
冬虫夏草は、オリンピックで中国の馬軍団の活躍以来有名になった。
コウモリガの幼虫やトンボに寄生するキノコ。冬虫夏草には、β-グルカンやアミノ酸、ミネラルが豊富で、亜鉛やクロムなども含まれる。冬虫夏草(とうちゅうかそう)には免疫力の向上や抗ガン作用がある。


●ドコサヘキサエン酸
ドコサヘキサエン酸(DHA)は人間の体内では合成することができない必須脂肪酸で、魚油に含まれる。
ドコサヘキサエン酸(DHA)は、人間の体では脳細胞に多く存在し、脳細胞内のDHA量が減ると、機能が低下して情報伝達がスムーズにいかなくなり、乳幼児の脳や神経の発達が悪くなったり、老化による学習能力や視力の低下を招いたりすることがわかっている。
そのほか、血栓ができるのを防いだり、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす。
動脈硬化、アトピーや花粉症などのアレルギー、高血圧、ガンなどの予防、改善効果がある。


●トコトリエノール
トコトリエノールはビタミンEの成分の一種。
トコトリエノールはトコフェロール同様ビタミンE群の一部分で、α、β、γ、δの4種類がある。
トコトリエノールは、小麦胚芽から発見された脂溶性のビタミン。
トコトリエノールには、強い抗酸化作用があり、美肌効果、コレステロール値を下げる作用、動脈硬化を抑え心臓病や脳卒中を防止する効果などがある。


●トコフェロール
トコフェロールはビタミンEの成分の一種。
トコフェロールには、α、β、γ、δの4種類がある。
トコフェロールは強い抗酸化力を持ち、油に溶けやすく、体内の油(細胞膜など)の中に溶け込んでその酸化を防ぐ。
油以外にもビタミンA、C及びシステイン、メチオニンの酸化も防ぐ。トコフェロールのこの作用により動脈硬化を抑え、心臓病や脳卒中を予防すると考えられている。


●トリプトファン
トリプトファンは、体内で合成することのできない必須アミノ酸のひとつで牛乳から発見された。
トリプトファンはタンパク質生合成の材料となり、肝臓、腎臓で分解されエネルギー源となる。
さらにトリプトファンは脳の中では鎮静作用を持つ精神伝達物質のセロトニンに変わり、松果体では睡眠誘導体ホルモンのメラニンに変わるので、催眠、精神安定などの作用を及ぼす。
トリプトファンを摂りすぎると肝臓に悪影響を与えることがある。

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